酉松会(ゆうしょうかい)とは、
一橋大学サッカー部の活動を支援するOBの団体で
OB・現役有志の寄稿による「酉松会新聞」の発行、
OB戦やフットサルの開催など様々な活動を行い、
当ウエブサイトで公開しています。

酉松会新聞 第18号 発刊!

2025年3月11日  タグ: お知らせ   コメントする

令和7年の酉松会新聞、第18号の発刊に至りました。
寄稿してくださったOBや現役の皆さん、ありがとうございます。
ラインアップは以下の通り。ぜひお読みください。
なお未提出の寄稿がまだありますが、届き次第、追加記載します。

巻頭挨拶
⚽️ 緒方 徹 (昭49卒 会長):2025年・再生の年に!!
⚽️ 神谷 佳典(平7卒 副代表幹事):事業部設立から法人化への歩み
⚽️ 戦記:令和6年度(2024)シーズン

リーグ戦を観戦して
⚽️ 渡邉 直樹(令6卒 元主将):OBの立場から見える景色
⚽️ 近岡 頌(令6卒 元学生監督):感想・現役部員へのエール

戦いを終えて
⚽️ 山﨑 惇樹(4年 主将):基礎の重要性
⚽️ 桑島 晴(4年):環境に恵まれた4年間
⚽️ 齊藤 泰治(4年):国立での10年間
⚽️ 鈴村 哲平(4年):体作りの文化
⚽️ 塚本 悟大(4年):忘れられない瞬間
⚽️ 外池 陽丸(4年):新人OBとして
⚽️ 原 智也 (4年):ひとつの生き物のような組織
⚽️ 堀内 誠大(4年):INSIDE IKKYO

令和7年度シーズンに向けて
⚽️ 篠田 啓太(新4年 主将):再び1部の舞台を目指して
⚽️ 川合 楽(ヘッドコーチ):「自ら変え、自ら挑む。」
⚽️ 八木琳太郎(新4年 副将):残された時間
⚽️ 丸茂 琥哲(新3年):再スタート
⚽️ 小原 一真(新2年):変化

百年史秘話
⚽️ 福本 浩(昭52卒 編集長):続・大先輩の遺稿

海外便り
⚽️ 佐藤 勇起(平19卒):ダラスでの生活
⚽️ 阿部 真琴(平22卒):サッカーは人を繋ぐ
⚽️ 池田圭吾ジェイスン(平25卒):北緯1度の国シンガポールより

私の学生LIFE
⚽️ 五十嵐 日向大(4年):一生の同期
⚽️ 大石 俊輔(4年):バングラデシュ旅行記
⚽️ 加久保 陽太(4年):フルマラソン
⚽️ 笠置 悠真(4年):ア式での最高の経験
⚽️ 西田 優希(4年):葛藤の「むぎきり」
⚽️ 羽根 洸至(4年):こだ寮
⚽️ 薮田 尚希(4年):非日常から見た日常
⚽️ 渡辺 志音(4年):学年旅行

編集後記
⚽️ 福本 浩 (昭52卒 編集長):春は〝温故知新〟の季節

大先輩たちの遺稿

2025年2月2日  タグ: 沿革   コメントする

昨年5月、私の手元に貴重な資料が届いた。

*昭和7年に創刊された部誌『蹴球』9巻
(ただし創刊号は川村 通先輩の記事「蹴球團時代」のコピーのみ)
*『蹴球』復刊(昭和26年8月刊)
*『蹴球部部報 㐧二号』(昭和25年8月刊)
*『予科練習日誌』(昭和17-18年)


昭和18年の予科練習日誌には当時の予科3年部員、
永倉眞平が使っていた定期券(高圓寺↔︎商大豫科前)が挟まれていた。
それを見るとJR中央線も西武多摩湖線も当時は「武蔵野鐡道」と呼ばれ、
1ヶ月の料金は「6円53銭」だった。日本銀行調査統計局の
企業物価指数によれば、令和4年の物価は昭和18年の420倍らしい。
そうすると「6円53銭」は 2,742.6円 ということになる。
ちなみに令和7年2月現在の定期券(高円寺↔︎一橋学園駅)の値段は、
学割で1ヶ月 8,550円 である。昔の方がずっと安かった!?

送り主は、令和5年8月に逝去された池田 致先輩(昭39卒)の奥さま。
元々は平成28年12月に逝去された同期の石綿浩之先輩の奥さまから
譲り受けたものだという。石綿先輩は一橋サッカー部の創設メンバーの1人、
松本正雄先輩の娘婿であったから、これらの資料は義父である松本先輩が
保管されていたものかもしれない。

また『60年史』には『蹴球部部報 㐧二号』は針谷 操先輩(昭28卒)の
秘蔵品との記述があるし、『予科練習日誌』は、これを記し定期券を
使っていたご本人、永倉眞平先輩(昭23卒)が戦後も所蔵され、
お二人が逝去された後、ご遺族が石綿先輩に手渡されたのかも知れない。
今となっては知る術もないが、いずれにせよ多くの大先輩たちが
後輩のために大切に守り、巡り巡って私の元に届いたというわけである。
改めて感謝申し上げる。

上述の資料はデジタル化して当サイトの左サイドバーに掲載した。
いずれも貴重なものだが、特に「予科練習日誌」が興味深い。
当時の練習メニューや試合時のフォーメーションが記されているし、
戦時下の部員たちの苦悩や焦燥感、サッカー部の崩壊危機などが
赤裸々に書かれている。しかも自筆で! 多少読みづらいのが難点だが、
彼らの心情がよりダイレクトに伝わってくる気がする。
日誌を書いた予科部員たちの写真を見ながら文章を読むと、
また一味違ってくると思う。お時間のある時にゆっくりご覧あれ。


OBOG諸氏の中で現役時代の資料や写真をお持ちの方は
捨てる前に名簿にある私の住所に送ってください。
よろしくお願いいたします。

酉松会新聞編集長 福本 浩(昭52卒)

如水会館にて総会開催

2025年1月22日  タグ: トピックス   コメントする

令和7年(2025)1月11日(土)、
今年も小平グラウンドにてOB戦、如水会館でOBOG総会及び
懇親会が開催され、終始和やかな雰囲気に包まれて終了した。
令和6年度シーズンは最下位で2部降格という残念な結果に終わり、
優勝・昇格した昨年度に比べてOBの集まりは20数名と少なかった。
致し方ないことだが、こういう時こそ現役たちをサポートしたいものだ。
現役の活躍こそが酉松会の原動力なのだから。



それにしても今年の卒業生18名の就職先は、
ほとんどが金融やコンサルティングの会社で、商社やメーカーは
一人もいなかった。これも時代だろうか。もうひとつ驚いたのが、
現役の事業活動の業績が右肩上がりに伸び、事業を法人化して
カフェの経営までやるという報告もあったことだ。

古いOBの中には事業活動より本来のサッカーに
力を入れるべきという意見もあるが、80名を超す部員を抱える
部の運営は、もはやOBの寄付だけではやっていけないのが現状なのだ。
また、地域に根付いたスポーツクラブ作りという理念も重要である。
この件に関する記事を3月発行の酉松会新聞に掲載する予定。
お楽しみに!

広島ツアー顛末記

2024年12月9日  タグ: トピックス   コメントする

12月5日から6日にかけ、昭49~53卒の仲間と広島ツアー。
今年2月に開業したサッカースタジアム EDION PEACE WING での
サッカー観戦とお好み焼きを楽しむために企画したツアーで、
東京・神戸・広島在住のOB8名が参加して大いに楽しんだ。
かなり私的な旅行記だが、酉松会には広島出身のOBOGが多いので
楽しんでくれると勝手に期待して掲載することにする。

まずは素晴らしい EDION PEACE WING のこと。
チケットは4階のハイカウンターテラス席で1人4000円。
テーブルに食べ物や飲み物を置いて観戦できる席で、ピッチが近いし
全体も見渡せるし、売店、トイレ、喫煙スペースも近くて最高だった。
何より試合の途中で他の席に行っても止める監視員がいない。
このおおらかさが広島だ。いいねえ!

ちなみに観戦したのは ACL2のサンフレッチェ広島 vs 東方(中国)。
試合は4-1で広島が勝つ。今季限りで引退する青山敏弘のゴールを
間近で観られたのがラッキーだった。ただ急激に冷え込んできて、
全員70を超えたジジイなので、後半12分に3-1になって広島の勝利が
確実になった時点でスタジアムを後にした。情けないことではある。



観戦後は市の中心部にあるお好み焼き屋で忘年会。
広島出身のOBが予約してくれた知る人ぞ知る「鉄板焼ちか」。
カープの選手もよく来るという店で、これが感動的にうまかった。
言葉にするのは難しいが、東京で食べる広島風お好み焼きというと、
生地、豚肉、キャベツ、卵焼き、そば、ネギ、青のり、ソースが
バラバラに合体しているような感じだが、この店のお好み焼きは
全てが調和し渾然一体となっている。特にそばが全然違う。
麺の太さや固さがラーメンとソーメンの中間のような味わいで
(分かりますか?)、焼きそばも食べてみたが、本当に美味しかった。
さすが本場、来て良かった。もう虜です。


こんな地元の人しか知らないようなローカルな店にアイルランドと
ドイツから来た女性観光客、そしてイスラエルから来た赤ちゃん連れの
夫婦も来店。SNSで知ったらしい。とんでもない時代です、ハイ。

広島ツアー2日目。
レンタカーで1時間半、瀬戸内海に浮かぶ大崎下島の御手洗地区へ。
江戸時代から昭和に至古い街並みが保存されているのだ。
平日なので訪れる人も少なく、ゆったりと散策を楽しんだ。

【御手洗観光マップ】
http://mitarai.org/common/pdf/mitaraimap2020.pdf







ただ、土日しかやっていない店が多いのが残念。
昼食が食べられる場所は1軒しかなかった。昭和レトロ感あふれる
「みはらし食堂」にてラーメンと茄子の煮浸しを食べる。安くてうまし!
このラーメンの麺は昨夜食べたお好み焼きに入っていた麺と同じものだった。
うーん、広島のお好み焼きとラーメンを極めたい!そう思わせる味。


広島駅に戻る前に海上自衛隊呉史料館に立ち寄る。
本物の潜水艦の中を覗ける「てつのくじら館」と戦艦大和の
10分の1の模型に興味を惹かれたが、人間魚雷「回天」には胸が痛んだ。
今ではドローンという無人の兵器が遠隔操作で人の命を奪ってる。
国家がなくならない限り人類と戦争の歴史は終わらない。





旅の終わりに、呉市出身の後輩が教えてくれた1個100円の名物
フライケーキ(あんドーナツのようなもの)をテイクアウトし、
同期が買った牡蠣弁当を羨ましく眺めながら帰途に着いた。

福本 浩(昭52卒)記

恒例の東大OB&職員との巴戦

2024年11月24日  タグ: トピックス   コメントする

11月23日(土)、今年1番の冷え込みと寒風吹き荒ぶ中、
東大OB&職員との巴戦が検見川グラウンドで行われた。
20分ハーフで4回ずつ試合をやるのだが、
東大OBチーム(青)は2チーム分のメンバーが参加。
東大職員チーム(黄)も東大スポーツ愛好会OBが加わっての
大所帯で、両チームともFPのほとんどが10分で交代できる。
一方、一橋(赤)は参加者13名とギリギリで厳しい戦いになった。



いつものようにスライディングタックルや激しいデュエルは禁止。
試合は和やかに進み、一橋は小林 治(昭53卒)の2ゴールで1勝1分。
2位の東大職員チームを得失点差で上回り3連覇を達成した。
まあ結果より無事に終わることが目標の試合。
疲労は隠せないものの、みな安堵の表情を浮かべていた。



試合後の懇親会も、いつもに増しての和気あいあい。
得点者や失点の原因を作った者のあいさつ、
個人的な面白エピソードの披露などチームを越えて笑いが広がる。
最後に80歳になっても続けようと誓い合って終了。
まだ参戦したことがない酉松会OBOGの皆さま、来年こそ、ぜひ!