酉松会(ゆうしょうかい)とは、
一橋大学サッカー部の活動を支援するOBの団体で
OB・現役有志の寄稿による「酉松会新聞」の発行、
OB戦やフットサルの開催など様々な活動を行い、
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トピックス

U19日本代表は、史上最強 !?

2018年10月29日  タグ: トピックス   コメントする

10月18日からインドネシアで開催されている、U19アジア選手権。
ベスト4になれば、来年ポーランドで開催されるU20W杯出場が決まる
大会です。日本は死の組と言われるB組でしたが、北朝鮮に5:2、
タイに3:1、イラクに5:0で全勝。第3GK以外、招集した選手を
全員起用してグループリーグを突破しました。私の記憶する限りでは、
こんなにも圧倒的な力の差を見せつけて突破した日本代表を見たことが
ありません。ひょっとしたら、史上最強かも!?

◾️ハイライト動画:vs北朝鮮
【先発】
 FW:田川亨介・久保建英
 MF:斉藤光毅・伊藤洋輝 (Cap.)・藤本寛也・郷家友太
 DF:東 俊希・瀬古歩夢・橋岡大樹・菅原由勢
 GK:谷 晃生
【得点】
 8分 斉藤光毅、19分 伊藤洋輝、64分 久保建英、
 89分 宮代大聖、93分 安部裕葵
【交代】
 62分 田川 → 宮代大聖、31分 斉藤 → 安部裕葵、
 88分 久保 → 三國ケネディエブス

◾️ハイライト動画:vsタイ
【先発】
 FW:斉藤光毅・宮代大聖
 MF:安部裕葵・伊藤洋輝・齊藤未月 (Cap.)・郷家友太
 DF:東 俊希・三國ケネディエブス・橋岡大樹・石原広教
 GK:谷 晃生
【得点】
 27分 宮代大聖、42分 斉藤光毅、44分 宮代大聖
【交代】
 HT 伊藤 → 山田康太、73分 斉藤光毅 → 原大智、
 87分 郷家 → 久保健英

◾️ハイライト動画:vsイラク
【先発】
 FW:田川亨介・原 大智
 MF:滝 裕太・山田 康太・藤本寛也 (Cap.)・久保建英
 DF:荻原拓也・小林友希・瀬古歩夢・石原広教
 GK:大迫 敬介
【得点】
 11分 滝 裕太、27分 田川亨介、34分 原 大智、
 78分 原 大智、84分 斉藤光毅
【交代】
 60分 久保 → 菅原由勢、64分 藤本 → 齊藤未月、
 75分 田川 → 斉藤光毅

とにかく今回のU19日本代表はタレント揃い。3試合でFW登録の選手が
全員ゴールしました。久保健英の才能は言うまでもありませんが、
3試合連続ゴールを果たした同じ17歳の斉藤光毅のテクニックもすごい。
田川亨介(181cm)と原大智(189cm)は高さも足技もある。MFも滝裕太
・安部裕葵・郷家友太など切れ味鋭いドリブラーが揃い、DFも東俊希・
小林友希・橋岡大樹など皆180cm以上あり、すでにJリーグの第一線で
活躍している選手。誰が先発で出ても遜色がないのです。

グループリーグの最終結果と決勝トーナメントに進んだ国は、次の通り。

U19アジアGL最終結果 U19アジア決勝T1

そして昨日、準々決勝の日本vsインドネシアが行われました。
以下、試合の実況報告です。

【先発】
 FW:宮代大聖・久保建英
 MF:安部裕葵・伊藤洋輝・齊藤未月 (Cap.)・藤本寛也
 DF:東 俊希・小林友希・橋岡大樹・菅原由勢
 GK:谷 晃生

6万人以上のインドネシア・サポーターがスタンドを埋め尽くす。
その大声援に押されるように、インドネシアの選手はガシガシ体をぶつけて
くる。ファウルでもおかしくない荒っぽいプレイの連続! でもイラン人の
主審は、ほとんど笛を吹かない。まさに完全アウエィ試合。しかもピッチは
ボコボコでボールが弾むし、途中から細かい雨も降り出す。そんな悪条件が
重なって、日本は、これまでのような攻撃のリズムを作れない。前半15分、
主将の齊藤未月が接触プレイで負傷し、早くも交代を強いられた。

しかし前半40分、左SBの東が30mぐらいの距離から左足を振り抜き、ゴール
右上隅に目の覚めるようなシュートを決め、大観衆を黙らせた。気持ちいい!
グループリーグ初戦の北朝鮮との試合で、ボランチの伊藤が決めたゴールも
そうだったが、引いて守るチームに対し日本の守備陣には、こうしたロング
シュートを決められる選手がいるのが強み。

後半はどしゃ降りとなり、時折カミナリも鳴り響く。
インドネシアはどんどん前に出てきて、押され気味の試合展開になるが、
日本は冷静に対処。GK谷のファインセーブにも助けられピンチをしのぐ。

そして後半25分、貴重な追加点が生まれる。
久保が右サイドに切り込み、2人のDFの間を抜く絶妙なラストパスを
宮代へ。これを宮代がGKの逆をついてゴール左隅に流し込み、2:0!
試合を決めた!・・らしい。実は、このゴールシーンの直前から中継映像
が乱れに乱れ、生では、まったく観られなかった。残念無念。

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ともあれ、選手はよく頑張った。来年ポーランドで行われるU20W杯出場を、
見事に決めた。でも、まだ終わりではない。この勢いで、2大会連続の
アジアチャンピオンを目指してほしい!

◾️ハイライト動画:vsインドネシア
【得点】
 40分 東 俊希、70分 宮代大聖
【交代】
 15分 藤本 → 斉藤光毅、
 65分 安部 → 田川亨介、93分 久保 → 瀬古歩夢

P.S. 本日、ベスト4が決まりました。
各グループ1位が順当に勝ち進みました。
どこが優勝? もちろん、日本です。
U19アジア選手権2018 決勝T

西が丘は、なでしこの聖地 !? part II

2018年10月20日  タグ: トピックス   コメントする

またまた私的でローカルなネタです。すみません。
秋晴れに浮かれて、また味の素西が丘フィールドへ行ってきました。
日テレベレーザ vs 神戸レオネッサ。どちらも日本代表選手が
そろい踏みで、なでしこリーグのオールスター戦のような試合です。

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スタジアムに入ると緑のTシャツとコレオグラフィーなる紙が配られ、
半強制的に日テレのサポーターにさせられました。先日の日テレ vs
浦和とは違って、ほぼ満席。観客もおっさんより女性や子供が多く、
えらい違いです。今日はテレビの中継カメラも入っていました。
人気カードですもんね。でも放送は、夜中の2時25分だそうです。
ため息しかありません。

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試合は終始、日テレが押し気味でしたが、0:0のドロー。
選手もサポーターも殺気立つことはなく、とても和やかな試合でした。
生ビール700円は高いですが、非常に美味ではありました。

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福本 浩(昭52卒 酉松会新聞編集長)記

西が丘は、なでしこの聖地 !?

2018年10月12日  タグ: トピックス   コメントする

ローカルで私的な話題ですみませんが、9月22日、なでしこリーグの
日テレベレーザ vs 浦和レッズレディースを観戦するため、味の素
西が丘フィールドへ行きました。私の家から自転車で15分の距離です。

試合は、3:0で日テレが勝ち、首位をキープ。
植木理子が2G、籾木結花が1G。
日テレは先発も控えも、ほとんどが日本代表選手。強いのは当たり前。

2011女子W杯優勝メンバー
MF阪口夢穂はケガで長期離脱中ですが、DF岩清水梓はバリバリの先発。

アジア大会優勝メンバー
GK山下杏也加、DF有吉佐織、DF清水梨紗、MF長谷川唯、MF籾木結花、
MF中里 優、FW田中美南も先発。

U20女子W杯優勝メンバー
DF宮川麻都、FW植木理子(2G)が先発。MF宮澤 ひなたも途中出場。

写真は、
14長谷川唯、10籾木結花、19植木理子、15宮澤ひなた、2清水梨紗。
清水の写真が多いのは、私がファンだからです。悪しからず。

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それにしても西が丘は、のどかなスタジアムです。
チケットは安いし(シニアは前売800円 / 当日1200円)、
席も自由に移動できるし、うるさい応援団もいない。
照明が暗いのと、おっさんサポーターが多いのが玉にきずですが、
年寄りの観戦には最適です。でも、これだけ世界一流の技量を
持つ選手たちが集まっての試合。ちょっと寂しすぎる気もします。

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来たる10月20日14時から、西が丘で、今度は2位の神戸と1位の
日テレの直接対決があります。神戸も、FW岩渕真奈、FW京川 舞、
MF杉田妃和、MF中島依美、DF鮫島 彩、GKスタンボー華など、
各世代の日本代表がそろっています。韓国のエース、イ・ミナも。
ですから、日テレvs 神戸は、いわば、なでしこのオールスター戦
であり、優勝を左右する大事なゲームでもあります。
来たれ、西が丘へ。一緒に応援しましょう!

福本 浩(昭52卒 酉松会新聞編集長)記

U16アジア選手権、日本優勝!

2018年10月9日  タグ: トピックス   コメントする

CSのテレ朝チャンネルでの放送だったので観られなかった方が多いと
思いますが、マレーシアで開催されていたU16男子のアジア選手権で
日本が優勝しました。前回優勝は2006年で柿谷の世代。12年ぶり、
3度目の優勝です。

U16アジア選手権2018 GL U16アジア選手権2018 決勝T2

グループリーグでの戦いぶりはひどいものでしたが、どんどん連携が
良くなり、決勝トーナメントに入ってからは、いいパスサッカーを
展開していました。ただ、1対1の体のぶつかり合いが他国に比べて
優しすぎる(笑)のが球に、いや玉にきず。今風の若者たちです。

決勝の相手は、また韓国かと思ったのですが、なんとタジキスタン。
1:1 で即PK戦となり(この世代は延長戦がない)、7:6 で勝利。
日本もグループリーグで対戦し、守りに守られてスコアレスドロー。
統率が取れた守備をする粘り強いチームです。1対1の当たりも強い。

決勝戦では、あわや失点という危ない場面が何度かありましたが、
191cmのGK、野澤大志ブランドンがファインセーブを連発。近年、
若い世代にハーフの長身GKが増えてきて楽しみです。もう1人の
守備の要は主将のDF半田 陸。すでに長谷部のような落ち着きと
風格があり、彼の成長も楽しみ。

攻撃陣はイマイチでした。堅いタジキスタンの守備に苦しみ、
シュートやクロスの精度が悪くてイライラする試合展開でした。
が、ようやく後半18分、交代で入った左サイドMFの中野瑠馬が、
見事な切り返しでDFを抜き去り、ゴール前に低いクロスを送ると、
待ち構えていたエースの西川 潤がダイレクトシュート!これが、
値千金の決勝ゴールになりました。

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【試合動画】日本 vs タジキスタン

【先発】
GK:野澤 大志 ブランドン
DF:鈴木海音・半田 陸 (Cap.)・角 昂志郎・中野 伸哉
MF:横川旦陽・成岡輝瑠・中野桂太・三戸舜介
FW:西川 潤・唐山翔自

【得点】
63分 西川 潤

【交代】
54分 三戸 → 中野瑠馬、84分 唐山 → 荒木遼太郎、92分 中野 → 青木友佑

このチームには柿谷、堂安、久保健英のような特別な選手はいません。
毎試合、先発を4〜7名入れ替えながら全員で戦って優勝したのです。
選手の頑張りと森山監督の手腕に大きな拍手を送りたいと思います。
来年10月、ペルーで開催されるU17W杯にアジアチャンピオンとして
望む日本。どこまで勝ち進めるか期待しましょう。

それにしても今年は、サッカー狂にとっては最高の年です。
ロシアW杯に始まり、U20女子W杯、アジア大会、U16アジア選手権。
全ての大会で日本代表は、いいサッカー、いい結果を残しています。
そして、まだまだ終わりません。今月19日からは久保建英が出場する
U19アジア選手権。11月にはU17女子W杯もあるし、フル代表の試合も
年内に4試合あります。応援しましょう!

なでしこの未来は明るい!

2018年8月27日  タグ: トピックス   コメントする

すみません。またU20なでしこの話です。
決勝の先発メンバーから、来年の女子W杯フランス大会に向け、
高倉監督に試してほしい選手をピックアップしてみました。
決勝の先発メンバー

技術も高くスピードもあるドリブラーFW19 植木理子は、ポスト岩渕。
FW11 宝田沙織は身長が高く(168cm) 決定力もあります。
この2人は、田中美南や菅澤優衣香を脅かす存在になるでしょう。
植木理子 宝田沙織

左サイドのMF20 遠藤 純 (最年少18歳) は、これまでのなでしこに
欠けていたピース。上背があり (166cm)、かつ足が速い。当たりに
負けない縦の突破力が魅力で、ゴールの嗅覚も優れている。
もしかしたら永里優季のようなエースFWになる可能性を秘めています。
遠藤 純

ボランチのMF10 長野風花は、もちろんポスト澤。
準優勝したU17W杯2016の最優秀選手で、ピンチの芽を摘むのがうまく、
攻撃のセンスも抜群。今回の決勝で3点目となるゴールを決めました。
長野風花

右サイドのMF9 宮澤ひなたは、待ちに待ったポスト宮間あや。
とにかくうまい。相手に詰め寄られても、抜群のテクニックでボールを
キープ。決定的なスルーパスや効果的なサイドチェンジのボールを出す
ことができる。さらに決勝戦の先制点のような正確なミドルシュートも
放つ。私のイチオシです。
宮澤ひなた

DF4 南 萌華や、DF13 宮川麻都も、魅力的な選手。
この2人は長野と同様、優勝したU17W杯2014の時の先発メンバーでも
あり、若い時から国際経験が豊か。欧米のパワフルなFWを相手にしても
負けない強さと技術を持っています。
南 萌華 宮川麻都

忘れちゃいけないのが、GK18 スタンボー華。
日本人の母とアメリカ人の乳を持つハーフ (175cm)で、高さに強く
運動能力も優れ、決勝のスペイン戦でもファインセーブを連発しました。
スタンボー華

来年のW杯優勝は無理でしょう。まだアメリカには勝てそうもありません。
でも、その次なら! U17W杯2014優勝チームとU20W杯2018優勝チームが
融合し進化を遂げたら、すごいチームになる予感がします。
なでしこジャパンの未来は明るい。それに比べてU21男子は・・情けない。

全員集合 くねくねダンス
対戦チームに礼! 優勝!