100周年の商東戦に勝利!
3年ぶりの有観客試合、しかも100周年を迎えた東大戦に1:0で勝つ!
単に勝っただけでなく内容でも東大を終始上回るナイスゲームだった。
OBOGや保護者・友人が400名ほど集まり大いに盛り上がった。
会場となった駒沢公園第二球技場は、昭和40年度(1965)のリーグ戦で
3試合が行われた場所。当時を知る70代後半のOBにとっては、
感慨ひとしおだったろう。
余談になるが、お隣の駒沢陸上競技場は1964東京五輪のサッカーで
日本代表が予選リーグ3試合と準決勝を戦った記念すべき場所。
しかしそこは一橋が関東リーグで戦った昭和49~51年度(1974~76)、
3年連続で下との入替戦が行われた会場であり、私が4年の時に
東京都リーグに落ちた悔恨の場所でもある。そこじゃなくてよかった(笑)
さて試合内容だが、前半から一橋は奪ってから攻撃につなげる連携が
非常にアグレッシブで終始東大を圧倒した。惜しいシュートも何本かあり、
ため息が続いたが、ようやく後半21分、3年MF小林尚史が左サイドから
送った短いクロスを右サイドにいた4年MF皆川開がヘッドで折り返し、
東大GKが弾いたボールを3年FW工藤稜也が押し込み、待望のゴール!
これが決勝点となった。
炎暑と高い湿度の中の試合ということで、前半と後半それぞれに
クーリングタイムと給水タイムがおよそ15分間隔で取られている。
高校サッカーのインターハイも同じ。試合の流れが切られるので
選手としては難しい。特に負けてる方がイライラするだろう。
後半35分、アクシデントが起こる。
東大DFのクリアボールが至近距離にいた3年MF相原昌典の頭を直撃。
交替で入った、わずか1分後の出来事だった。しばし意識を失って
倒れたまま動かなかったが、まもなく気がつき水を飲んでいた。
幸い軽い脳震盪で済み大事には至らなかったそうだ。
試合は10分ほど中断した後、再開。
東大のパワープレイをよくしのぎ、1点を守り切って勝利した。
一橋は現在13試合を終えて6勝1分6敗で勝ち点19、リーグ6位。
残り7試合の奮起を期待する。
今日の試合、3年FW鈴木元貴が左サイドを三笘薫ばりのドリブルで
突破するのが光っていた。そして4年CB加藤紘基のデュエルの強さ、
冷静なラインコントロール、危険を察知するポジショニングも見事だった。
今度は小平Gで観たいものだ。
酉松会新聞編集長 福本 浩(昭52卒)記