酉松会(ゆうしょうかい)とは、
一橋大学サッカー部の活動を支援するOBの団体で
OB・現役有志の寄稿による「酉松会新聞」の発行、
OB戦やフットサルの開催など様々な活動を行い、
当ウエブサイトで公開しています。

神代祥男先輩 ご逝去

2018年12月4日  タグ: 訃報   コメントする

平成30年10月28日、
神代祥男先輩(昭29卒)が逝去されました。享年88でした。
故人は酉松会新聞に何度も投稿してくださいました。
ご逝去を悼み、心から哀悼の意を表します。

*後列右端が神代先輩

U17女子W杯、ベスト8で敗退

2018年11月26日  タグ: トピックス   コメントする

11月13日にウルグアイでU17女子W杯が開幕しました。
その12日前に楠瀬直木監督が「不適切な行為(ハグ)」で交代・・
ため息。何があったのかよくわかりませんが、何故この時期に?
という気持ちがぬぐえません。ともあれ、今年8月のU20女子W杯で
優勝に導いた池田太監督が率いることになりました。選手たちへの
影響が心配されましたが、日本はグループリーグを1勝2分で、
1位突破しました。

【試合ハイライト動画】
★第1試合 vsブラジル 0:0
★第2試合 vs南アフリカ 6:0
★第3試合 vsメキシコ 1:1

U17女子W杯2018 GL

しかしながら、直近の2大会に比べるとレベルは低い。
パスミスが多いし、決定力がないし、際立つ個もいません。
3試合見ても、名前も顔も覚えられません。ため息です、ハイ。
言っておきますが、年のせいだけじゃないです、ハイ。

2014優勝 :DF市瀬菜々・MF長谷川結・MF杉田妃和
2016準優勝:MF長野風花・MF宮澤ひなた・FW遠藤 純

この間のノルウエー戦で代表に選出された彼女たちのような、観て
いてワクワクする選手が1人もいないのです。あっ、メキシコ戦で
ドリブルシュートを決めたMF木下桃香は、なかなかいいですけどね。

そして迎えた準々決勝。相手はニュージーランド。
平均身長で9センチ上回るニュージーランドは、試合開始からハイ
プレスとロングボール攻勢で日本を苦しめました。前半17分、CKを
得たニュージーランド。高いボールを蹴ると思っていた日本の意表
をつき、低いボールでニアサイドの選手にパス。その選手がスルー
して裏にいた選手がダイレクトでシュート。ゴールを決めました。
練習を重ねてきたと思われる、見事なトリックプレイでした。

しかし日本も前半20分過ぎぐらいからボールを前で奪えるようになり、
チャンスを作り出します。前半31分、FW大澤のシュートをブロック
した相手DFがクリアしようと焦り、自らの足に当ててオウンゴール。
同点としましたが、ゴールに迫ったのは、その場面だけと言っていい。

後半も、ほぼボールを支配しますが、なかなかゴールに結びつかない。
肝心のところでミスが出てしまうし、無難な横パスやバックパスが
多くて攻撃のスピードが上がりません。男子も含めて日本の悪いクセ
です。失敗を恐れず、多少強引でもドリブルで突破しようとする選手
がいないのです。だから誰も記憶に残らない。ため息。

予選リーグでも同じで、守備がザルの南アフリカにこそ大量得点しま
したが、ブラジルやメキシコ相手には勝ちきれませんでした。決定力
のなさは、決勝トーナメントでも変わりません。90分を終えて1:1
のドロー。延長なしの即PK戦で、3:4。負けました。残念ですが、
順当な結果ではあります。

【試合ハイライト動画】
★準々決勝 vs ニュージーランド

追伸;
12月1日に決勝が行われ、予想通り、スペインが初優勝!
2位のメキシコとは予選リーグでドロー。
PK戦で惜しくも敗れたニュージーランドは3位。
スペインを除く決勝トーナメント出場国の実力は、ほぼ横一列。
日本も、それほど悲観することはなさそうです。

U17女子W杯2018 決勝T

さて、今年はクラブW杯を残すのみ。鹿島に期待しましょう!

東大OB・東大職員との定期戦

2018年11月24日  タグ: トピックス   コメントする

11月23日(金)、千葉県の検見川総合運動場にて今年も一橋OB・東大OB・
東大職員との3チーム対抗戦が行われた。20分ハーフX4本、計80分。
天気も良く気温も暖かで絶好のコンディションだったが、我がチームは
14名。かなり体力的には厳しかった。

敵は40代の選手もいる。この日のために体作りもしている。我々とは
心構えが違う。で、合計7失点。最下位だった。さらにアクシデントも
発生。浅井くん(昭53卒)が接触プレイで肩脱臼&鎖骨骨折し、救急車で
運ばれた。大事には至らなかったが、命がけです、もう。来年は、もっと
若い世代の加勢を切に願いたい。

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今年亡くなった安部裕二くん(昭52卒)のご家族が、遺影をたずさえ、
初めて見に来てくれた。嬉しくもあり、寂しくもあり、秋深し。
やすべー、勝てなくてごめん。もうしばらく頑張るよ。

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U19日本、準決勝で散る

2018年11月2日  タグ: トピックス   コメントする

U19アジア選手権、準決勝、vsサウジアラビア。
予想に反して、終わってしまいました。0:2。点差以上の完敗です。

【先発】
FW:滝裕太・田川亨介・原大智
MF:萩原拓也・ 伊藤洋輝 (Cap.)・山田康太・石原広教
DF:三國ケネディエブス・橋岡大樹・瀬古歩夢
GK:若原智哉

【交代】
HT:三國 → 久保健英 / 田川 → 宮代大聖、70分 原 → 斎藤光毅

インドネシア戦から先発を9人も入れ替えた。GKは初出場の若原。
決勝を見据えてのターンオーバー? 選手に経験を積ませるのを優先?
しかもシステムを4-4-2から3バックの3-4-3に変えました。
勝っていたチームをいじりすぎ、サウジをなめすぎ、監督の采配ミス、
と批判されても仕方ありません。

予想以上にインドネシア戦に出場した選手が消耗していた・・
中盤の要である藤本寛也をケガで欠き、安部裕葵も所属クラブの事情で
(鹿島がACL決勝に臨むためか)帰国。それが響いたのか・・
いろいろ考えられますが、サウジアラビアが予想以上に強かったと
いうことじゃないでしょうか。

サウジは日本より常に出足が速く、ルーズボールを拾いまくり、ワンツー
を多用しながらドンドンDFの間を抜いていく。日本のやりたいサッカーを
日本よりうまくやられてしまい、前半だけで2失点。ため息しかありません。

日本はサウジより1日休みが多かったのに、なんだか体が重そうで、
動きが鈍い。テクニックでも1対1の強さでも負けていました。
これまでの相手とは格が違いました。私は浮かれすぎていたようです。
反省。

後半、宮代と久保を入れ、いつもの4-4-2に戻したが、時すでに遅し。
久保が何度か1人で切り込んでシュートを放ちましたがゴールできません。
人数をかけて攻めるには、他の選手が前半で消耗してしまった感じです。
結局、サウジ以上の実力を示したのは久保だけ。まさか、こんな形で
終わるとは考えもしませんでした。非常に残念です。

◾️ハイライト動画:vsサウジアラビア

U19アジア選手権2018 決勝T3

決勝は、韓国vsサウジアラビア。多分、観ないでしょう。
テレ朝チャンネル、解約です。この試合の解説がセルジオ越後だったので、
試合中継がドンドン暗いトーンになり、余計に観るのが辛かったです。

U19日本代表は、史上最強 !?

2018年10月29日  タグ: トピックス   コメントする

10月18日からインドネシアで開催されている、U19アジア選手権。
ベスト4になれば、来年ポーランドで開催されるU20W杯出場が決まる
大会です。日本は死の組と言われるB組でしたが、北朝鮮に5:2、
タイに3:1、イラクに5:0で全勝。第3GK以外、招集した選手を
全員起用してグループリーグを突破しました。私の記憶する限りでは、
こんなにも圧倒的な力の差を見せつけて突破した日本代表を見たことが
ありません。ひょっとしたら、史上最強かも!?

◾️ハイライト動画:vs北朝鮮
【先発】
 FW:田川亨介・久保建英
 MF:斉藤光毅・伊藤洋輝 (Cap.)・藤本寛也・郷家友太
 DF:東 俊希・瀬古歩夢・橋岡大樹・菅原由勢
 GK:谷 晃生
【得点】
 8分 斉藤光毅、19分 伊藤洋輝、64分 久保建英、
 89分 宮代大聖、93分 安部裕葵
【交代】
 62分 田川 → 宮代大聖、31分 斉藤 → 安部裕葵、
 88分 久保 → 三國ケネディエブス

◾️ハイライト動画:vsタイ
【先発】
 FW:斉藤光毅・宮代大聖
 MF:安部裕葵・伊藤洋輝・齊藤未月 (Cap.)・郷家友太
 DF:東 俊希・三國ケネディエブス・橋岡大樹・石原広教
 GK:谷 晃生
【得点】
 27分 宮代大聖、42分 斉藤光毅、44分 宮代大聖
【交代】
 HT 伊藤 → 山田康太、73分 斉藤光毅 → 原大智、
 87分 郷家 → 久保健英

◾️ハイライト動画:vsイラク
【先発】
 FW:田川亨介・原 大智
 MF:滝 裕太・山田 康太・藤本寛也 (Cap.)・久保建英
 DF:荻原拓也・小林友希・瀬古歩夢・石原広教
 GK:大迫 敬介
【得点】
 11分 滝 裕太、27分 田川亨介、34分 原 大智、
 78分 原 大智、84分 斉藤光毅
【交代】
 60分 久保 → 菅原由勢、64分 藤本 → 齊藤未月、
 75分 田川 → 斉藤光毅

とにかく今回のU19日本代表はタレント揃い。3試合でFW登録の選手が
全員ゴールしました。久保健英の才能は言うまでもありませんが、
3試合連続ゴールを果たした同じ17歳の斉藤光毅のテクニックもすごい。
田川亨介(181cm)と原大智(189cm)は高さも足技もある。MFも滝裕太
・安部裕葵・郷家友太など切れ味鋭いドリブラーが揃い、DFも東俊希・
小林友希・橋岡大樹など皆180cm以上あり、すでにJリーグの第一線で
活躍している選手。誰が先発で出ても遜色がないのです。

グループリーグの最終結果と決勝トーナメントに進んだ国は、次の通り。

U19アジアGL最終結果 U19アジア決勝T1

そして昨日、準々決勝の日本vsインドネシアが行われました。
以下、試合の実況報告です。

【先発】
 FW:宮代大聖・久保建英
 MF:安部裕葵・伊藤洋輝・齊藤未月 (Cap.)・藤本寛也
 DF:東 俊希・小林友希・橋岡大樹・菅原由勢
 GK:谷 晃生

6万人以上のインドネシア・サポーターがスタンドを埋め尽くす。
その大声援に押されるように、インドネシアの選手はガシガシ体をぶつけて
くる。ファウルでもおかしくない荒っぽいプレイの連続! でもイラン人の
主審は、ほとんど笛を吹かない。まさに完全アウエィ試合。しかもピッチは
ボコボコでボールが弾むし、途中から細かい雨も降り出す。そんな悪条件が
重なって、日本は、これまでのような攻撃のリズムを作れない。前半15分、
主将の齊藤未月が接触プレイで負傷し、早くも交代を強いられた。

しかし前半40分、左SBの東が30mぐらいの距離から左足を振り抜き、ゴール
右上隅に目の覚めるようなシュートを決め、大観衆を黙らせた。気持ちいい!
グループリーグ初戦の北朝鮮との試合で、ボランチの伊藤が決めたゴールも
そうだったが、引いて守るチームに対し日本の守備陣には、こうしたロング
シュートを決められる選手がいるのが強み。

後半はどしゃ降りとなり、時折カミナリも鳴り響く。
インドネシアはどんどん前に出てきて、押され気味の試合展開になるが、
日本は冷静に対処。GK谷のファインセーブにも助けられピンチをしのぐ。

そして後半25分、貴重な追加点が生まれる。
久保が右サイドに切り込み、2人のDFの間を抜く絶妙なラストパスを
宮代へ。これを宮代がGKの逆をついてゴール左隅に流し込み、2:0!
試合を決めた!・・らしい。実は、このゴールシーンの直前から中継映像
が乱れに乱れ、生では、まったく観られなかった。残念無念。

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ともあれ、選手はよく頑張った。来年ポーランドで行われるU20W杯出場を、
見事に決めた。でも、まだ終わりではない。この勢いで、2大会連続の
アジアチャンピオンを目指してほしい!

◾️ハイライト動画:vsインドネシア
【得点】
 40分 東 俊希、70分 宮代大聖
【交代】
 15分 藤本 → 斉藤光毅、
 65分 安部 → 田川亨介、93分 久保 → 瀬古歩夢

P.S. 本日、ベスト4が決まりました。
各グループ1位が順当に勝ち進みました。
どこが優勝? もちろん、日本です。
U19アジア選手権2018 決勝T