酉松会(ゆうしょうかい)とは、
一橋大学サッカー部の活動を支援するOBの団体で
OB・現役有志の寄稿による「酉松会新聞」の発行、
OB戦やフットサルの開催など様々な活動を行い、
当ウエブサイトで公開しています。

西が丘は、なでしこの聖地 !? part II

2018年10月20日  タグ: トピックス   コメントする

またまた私的でローカルなネタです。すみません。
秋晴れに浮かれて、また味の素西が丘フィールドへ行ってきました。
日テレベレーザ vs 神戸レオネッサ。どちらも日本代表選手が
そろい踏みで、なでしこリーグのオールスター戦のような試合です。

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スタジアムに入ると緑のTシャツとコレオグラフィーなる紙が配られ、
半強制的に日テレのサポーターにさせられました。先日の日テレ vs
浦和とは違って、ほぼ満席。観客もおっさんより女性や子供が多く、
えらい違いです。今日はテレビの中継カメラも入っていました。
人気カードですもんね。でも放送は、夜中の2時25分だそうです。
ため息しかありません。

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試合は終始、日テレが押し気味でしたが、0:0のドロー。
選手もサポーターも殺気立つことはなく、とても和やかな試合でした。
生ビール700円は高いですが、非常に美味ではありました。

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福本 浩(昭52卒 酉松会新聞編集長)記

西が丘は、なでしこの聖地 !?

2018年10月12日  タグ: トピックス   コメントする

ローカルで私的な話題ですみませんが、9月22日、なでしこリーグの
日テレベレーザ vs 浦和レッズレディースを観戦するため、味の素
西が丘フィールドへ行きました。私の家から自転車で15分の距離です。

試合は、3:0で日テレが勝ち、首位をキープ。
植木理子が2G、籾木結花が1G。
日テレは先発も控えも、ほとんどが日本代表選手。強いのは当たり前。

2011女子W杯優勝メンバー
MF阪口夢穂はケガで長期離脱中ですが、DF岩清水梓はバリバリの先発。

アジア大会優勝メンバー
GK山下杏也加、DF有吉佐織、DF清水梨紗、MF長谷川唯、MF籾木結花、
MF中里 優、FW田中美南も先発。

U20女子W杯優勝メンバー
DF宮川麻都、FW植木理子(2G)が先発。MF宮澤 ひなたも途中出場。

写真は、
14長谷川唯、10籾木結花、19植木理子、15宮澤ひなた、2清水梨紗。
清水の写真が多いのは、私がファンだからです。悪しからず。

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それにしても西が丘は、のどかなスタジアムです。
チケットは安いし(シニアは前売800円 / 当日1200円)、
席も自由に移動できるし、うるさい応援団もいない。
照明が暗いのと、おっさんサポーターが多いのが玉にきずですが、
年寄りの観戦には最適です。でも、これだけ世界一流の技量を
持つ選手たちが集まっての試合。ちょっと寂しすぎる気もします。

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来たる10月20日14時から、西が丘で、今度は2位の神戸と1位の
日テレの直接対決があります。神戸も、FW岩渕真奈、FW京川 舞、
MF杉田妃和、MF中島依美、DF鮫島 彩、GKスタンボー華など、
各世代の日本代表がそろっています。韓国のエース、イ・ミナも。
ですから、日テレvs 神戸は、いわば、なでしこのオールスター戦
であり、優勝を左右する大事なゲームでもあります。
来たれ、西が丘へ。一緒に応援しましょう!

福本 浩(昭52卒 酉松会新聞編集長)記

U16アジア選手権、日本優勝!

2018年10月9日  タグ: トピックス   コメントする

CSのテレ朝チャンネルでの放送だったので観られなかった方が多いと
思いますが、マレーシアで開催されていたU16男子のアジア選手権で
日本が優勝しました。前回優勝は2006年で柿谷の世代。12年ぶり、
3度目の優勝です。

U16アジア選手権2018 GL U16アジア選手権2018 決勝T2

グループリーグでの戦いぶりはひどいものでしたが、どんどん連携が
良くなり、決勝トーナメントに入ってからは、いいパスサッカーを
展開していました。ただ、1対1の体のぶつかり合いが他国に比べて
優しすぎる(笑)のが球に、いや玉にきず。今風の若者たちです。

決勝の相手は、また韓国かと思ったのですが、なんとタジキスタン。
1:1 で即PK戦となり(この世代は延長戦がない)、7:6 で勝利。
日本もグループリーグで対戦し、守りに守られてスコアレスドロー。
統率が取れた守備をする粘り強いチームです。1対1の当たりも強い。

決勝戦では、あわや失点という危ない場面が何度かありましたが、
191cmのGK、野澤大志ブランドンがファインセーブを連発。近年、
若い世代にハーフの長身GKが増えてきて楽しみです。もう1人の
守備の要は主将のDF半田 陸。すでに長谷部のような落ち着きと
風格があり、彼の成長も楽しみ。

攻撃陣はイマイチでした。堅いタジキスタンの守備に苦しみ、
シュートやクロスの精度が悪くてイライラする試合展開でした。
が、ようやく後半18分、交代で入った左サイドMFの中野瑠馬が、
見事な切り返しでDFを抜き去り、ゴール前に低いクロスを送ると、
待ち構えていたエースの西川 潤がダイレクトシュート!これが、
値千金の決勝ゴールになりました。

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【試合動画】日本 vs タジキスタン

【先発】
GK:野澤 大志 ブランドン
DF:鈴木海音・半田 陸 (Cap.)・角 昂志郎・中野 伸哉
MF:横川旦陽・成岡輝瑠・中野桂太・三戸舜介
FW:西川 潤・唐山翔自

【得点】
63分 西川 潤

【交代】
54分 三戸 → 中野瑠馬、84分 唐山 → 荒木遼太郎、92分 中野 → 青木友佑

このチームには柿谷、堂安、久保健英のような特別な選手はいません。
毎試合、先発を4〜7名入れ替えながら全員で戦って優勝したのです。
選手の頑張りと森山監督の手腕に大きな拍手を送りたいと思います。
来年10月、ペルーで開催されるU17W杯にアジアチャンピオンとして
望む日本。どこまで勝ち進めるか期待しましょう。

それにしても今年は、サッカー狂にとっては最高の年です。
ロシアW杯に始まり、U20女子W杯、アジア大会、U16アジア選手権。
全ての大会で日本代表は、いいサッカー、いい結果を残しています。
そして、まだまだ終わりません。今月19日からは久保建英が出場する
U19アジア選手権。11月にはU17女子W杯もあるし、フル代表の試合も
年内に4試合あります。応援しましょう!

なでしこの未来は明るい!

2018年8月27日  タグ: トピックス   コメントする

すみません。またU20なでしこの話です。
決勝の先発メンバーから、来年の女子W杯フランス大会に向け、
高倉監督に試してほしい選手をピックアップしてみました。
決勝の先発メンバー

技術も高くスピードもあるドリブラーFW19 植木理子は、ポスト岩渕。
FW11 宝田沙織は身長が高く(168cm) 決定力もあります。
この2人は、田中美南や菅澤優衣香を脅かす存在になるでしょう。
植木理子 宝田沙織

左サイドのMF20 遠藤 純 (最年少18歳) は、これまでのなでしこに
欠けていたピース。上背があり (166cm)、かつ足が速い。当たりに
負けない縦の突破力が魅力で、ゴールの嗅覚も優れている。
もしかしたら永里優季のようなエースFWになる可能性を秘めています。
遠藤 純

ボランチのMF10 長野風花は、もちろんポスト澤。
準優勝したU17W杯2016の最優秀選手で、ピンチの芽を摘むのがうまく、
攻撃のセンスも抜群。今回の決勝で3点目となるゴールを決めました。
長野風花

右サイドのMF9 宮澤ひなたは、待ちに待ったポスト宮間あや。
とにかくうまい。相手に詰め寄られても、抜群のテクニックでボールを
キープ。決定的なスルーパスや効果的なサイドチェンジのボールを出す
ことができる。さらに決勝戦の先制点のような正確なミドルシュートも
放つ。私のイチオシです。
宮澤ひなた

DF4 南 萌華や、DF13 宮川麻都も、魅力的な選手。
この2人は長野と同様、優勝したU17W杯2014の時の先発メンバーでも
あり、若い時から国際経験が豊か。欧米のパワフルなFWを相手にしても
負けない強さと技術を持っています。
南 萌華 宮川麻都

忘れちゃいけないのが、GK18 スタンボー華。
日本人の母とアメリカ人の乳を持つハーフ (175cm)で、高さに強く
運動能力も優れ、決勝のスペイン戦でもファインセーブを連発しました。
スタンボー華

来年のW杯優勝は無理でしょう。まだアメリカには勝てそうもありません。
でも、その次なら! U17W杯2014優勝チームとU20W杯2018優勝チームが
融合し進化を遂げたら、すごいチームになる予感がします。
なでしこジャパンの未来は明るい。それに比べてU21男子は・・情けない。

全員集合 くねくねダンス
対戦チームに礼! 優勝!

U20なでしこ、W杯で初優勝!

2018年8月25日  タグ: トピックス   コメントする

【実況風報告】
U20女子W杯の決勝、vsスペイン。
キックオフから両チームとも女子とは思えない速いパス回し。
決勝戦にふさわしい戦いだ。日本は落ち着いて試合に入っている。
高い位置からボールを奪うことができていてチャンスを作っている。

気をつけたいのがスペインのセットプレイ。前半15分、右CKから
フリーでヘディングシュートを許したが、幸いゴール左に逸れた。
次第にスペインが攻勢を強める。23分、強烈なミドルシュートが
日本ゴールの右上隅に飛ぶが、GKスタンボーがファインセーブ。
危なかった。その後、CKが続くが何とか守っている。

スペインは効果的に長いサイドチェンジのボールを使ってくるので、
日本の守備が後手に回るようになる。高い位置から速いプレッシャー
もかけてくるので、なかなかボールが繋がらない。耐える時間だ。
こんなサッカーが後半まで続くはずがない。

37分、押されていた日本がボールを奪ってうまく中盤で繋ぎ、
宮澤ひなたがミドルシュート。GKの伸ばした手を越えゴールに
吸い込まれた。まさに起死回生の先制点!やった!

41分にはゴール前で短いパスがつながり、抜け出した遠藤 純が
シュートしたが惜しくもGKに弾かれる。日本のペースになってきた。
そして前半終了。

後半も日本がいいサッカーをしている。
11分、宝田沙織からのパスを植木理子がDFと背負いながらうまく
キープし、走ってきた宝田にリターンパス。抜け出した宝田が、
GKをよく見てゴール右隅に流し込む。2点目!FW2人で取った点。
最高!

20分、右サイドでボールをキープしていた宝田が、走り込んできた
長野風花にパス。これを長野がダイレクトシュート!ゴール左隅に
決まった。3点目!!もう完全に日本のペース。信じられないほど
素晴らしいサッカーを、これまでで一番のサッカーを、決勝戦で
見せている。すごい!

ああ、調子に乗ってたら、26分に失点。
右からの長いクロスボールを逆サイドから走ってきた選手が
ダイレクトシュート。ゴール右に決められてしまった。スペインの
逆襲が始まった。28分にはシュートが日本ゴールのバーをたたく。
危ない、危ない。落ち着け。残り時間10分のところでスペインは
背の高い選手を投入。速いタイミングでゴール前にロングボールを
入れてくる。ファウルに気をつけろ!

試合終盤、日本は落ち着いてカウンターを狙っている。
左サイドで抜け出した植木が惜しいシュート。42分に林穂之香、
43分に遠藤・・最後まで走り続け、波状攻撃を仕掛ける日本に
スタンドから拍手と歓声。テクニカルで創造性豊かなサッカー、
観て楽しいサッカー、私が望んでいた日本の理想のサッカーを、
20歳以下のなでしこが実現してくれた。

そして試合終了!3:1で、この世代で初めてW杯優勝を決めた!
U17、U20、フル代表、3世代での世界一は、世界初だそうだ。
誇らしい!

U20女子W杯2018 決勝T4

【試合ハイライト動画】 日本 vs スペイン 3:1

【先発】
GK:スタンボー華
DF:北村菜々美・南 萌華 (Cap)・高橋はな・宮川麻都
MF:林穂之香・長野風花・遠藤 純・宮澤ひなた
FW:宝田沙織・植木理子

【得点】
37分 宮澤ひなた、56分 宝田沙織、65分 長野風花

【交代】
90分 植木 → 村岡真実