酉松会(ゆうしょうかい)とは、
一橋大学サッカー部の活動を支援するOBの団体で
OB・現役有志の寄稿による「酉松会新聞」の発行、
OB戦やフットサルの開催など様々な活動を行い、
当ウエブサイトで公開しています。

広島ツアー顛末記

12月5日から6日にかけ、昭49~53卒の仲間と広島ツアー。
今年2月に開業したサッカースタジアム EDION PEACE WING での
サッカー観戦とお好み焼きを楽しむために企画したツアーで、
東京・神戸・広島在住のOB8名が参加して大いに楽しんだ。
かなり私的な旅行記だが、酉松会には広島出身のOBOGが多いので
楽しんでくれると勝手に期待して掲載することにする。

まずは素晴らしい EDION PEACE WING のこと。
チケットは4階のハイカウンターテラス席で1人4000円。
テーブルに食べ物や飲み物を置いて観戦できる席で、ピッチが近いし
全体も見渡せるし、売店、トイレ、喫煙スペースも近くて最高だった。
何より試合の途中で他の席に行っても止める監視員がいない。
このおおらかさが広島だ。いいねえ!

ちなみに観戦したのは ACL2のサンフレッチェ広島 vs 東方(中国)。
試合は4-1で広島が勝つ。今季限りで引退する青山敏弘のゴールを
間近で観られたのがラッキーだった。ただ急激に冷え込んできて、
全員70を超えたジジイなので、後半12分に3-1になって広島の勝利が
確実になった時点でスタジアムを後にした。情けないことではある。



観戦後は市の中心部にあるお好み焼き屋で忘年会。
広島出身のOBが予約してくれた知る人ぞ知る「鉄板焼ちか」。
カープの選手もよく来るという店で、これが感動的にうまかった。
言葉にするのは難しいが、東京で食べる広島風お好み焼きというと、
生地、豚肉、キャベツ、卵焼き、そば、ネギ、青のり、ソースが
バラバラに合体しているような感じだが、この店のお好み焼きは
全てが調和し渾然一体となっている。特にそばが全然違う。
麺の太さや固さがラーメンとソーメンの中間のような味わいで
(分かりますか?)、焼きそばも食べてみたが、本当に美味しかった。
さすが本場、来て良かった。もう虜です。


こんな地元の人しか知らないようなローカルな店にアイルランドと
ドイツから来た女性観光客、そしてイスラエルから来た赤ちゃん連れの
夫婦も来店。SNSで知ったらしい。とんでもない時代です、ハイ。

広島ツアー2日目。
レンタカーで1時間半、瀬戸内海に浮かぶ大崎下島の御手洗地区へ。
江戸時代から昭和に至古い街並みが保存されているのだ。
平日なので訪れる人も少なく、ゆったりと散策を楽しんだ。

【御手洗観光マップ】
http://mitarai.org/common/pdf/mitaraimap2020.pdf







ただ、土日しかやっていない店が多いのが残念。
昼食が食べられる場所は1軒しかなかった。昭和レトロ感あふれる
「みはらし食堂」にてラーメンと茄子の煮浸しを食べる。安くてうまし!
このラーメンの麺は昨夜食べたお好み焼きに入っていた麺と同じものだった。
うーん、広島のお好み焼きとラーメンを極めたい!そう思わせる味。


広島駅に戻る前に海上自衛隊呉史料館に立ち寄る。
本物の潜水艦の中を覗ける「てつのくじら館」と戦艦大和の
10分の1の模型に興味を惹かれたが、人間魚雷「回天」には胸が痛んだ。
今ではドローンという無人の兵器が遠隔操作で人の命を奪ってる。
国家がなくならない限り人類と戦争の歴史は終わらない。





旅の終わりに、呉市出身の後輩が教えてくれた1個100円の名物
フライケーキ(あんドーナツのようなもの)をテイクアウトし、
同期が買った牡蠣弁当を羨ましく眺めながら帰途に着いた。

福本 浩(昭52卒)記

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