酉松会(ゆうしょうかい)とは、一橋大学サッカー部の活動を支援するOBの団体で
OB・現役有志の寄稿による「酉松会新聞」の発行、
OB戦やフットサルの開催など様々な活動を行い、
当ウエブサイトで公開しています。
7月5日(日)午後2時より、
小雨が降ったり止んだりのあいにくの天気の中、東大、学芸大、一橋大の
50歳以上のOBが集まり、東大の人工芝グラウンドにて巴戦が行われた。
総当たりで20分ハーフ・2セットを、2ラウンド。
東大は参加人数が多いので1ラウンドと2ラウンドの間に紅白戦を行った。
スライディングすると “ビフテキ” ができた昔の人工芝とは大違い。
言われなきゃ自然の芝だと思ってしまう。
しかも、これは一昔前のもので、今はもっと進んでいるという。
ちょっとしたカルチャーショックだった。
試合は、週に2度は練習をしているという東大がゴールを重ねていた。
しかし午後4時を回った頃、2ラウンド目の一橋 vs 東大の試合の途中、
ショッキングな出来事が起こった。
倉崎 嘉幸さん(昭56卒)が、試合中に心筋梗塞で、突然倒れたのだ。
息を荒くしていたので、みぞおちにボールが当たったのかと思ったが
次第に呼吸が弱くなっていき、事の重大さに皆が気づいた。
幸い東大チームに医師の上妻さんがいて、AEDも近くに準備されていたので、
すぐに心臓マッサージ、人工呼吸の処置ができた。さらに20分後ぐらいには
救急車がやってきて、すぐ近くの東大病院へ敏速に搬送できた。
不幸中の幸いとは、まさにこのことだ。
それから9日目、倉崎さんは順調に回復し、明日には退院することになった。
人生、何が起こるかわからない。
一番困ったのは、倉崎さんの家族の連絡先が、中々わからなかったことだ。
スマホは暗証番号を知らないと履歴や電話帳が見られない。
免許証で住所はわかったが、104は登録されていない電話番号は教えてくれない。
日曜だったので会社にもつながらない。OB名簿にも記されていなかった。
結局、本人の意識が戻るまで、家族と連絡がつかなかったのだ。
これからは緊急の連絡先や血液型を記したメモを、財布にでも入れて
おかなければならないと痛感。あるいはノートを準備し、
試合前に参加者は必ず家族の連絡先を記入することも一案である。
猛暑シーズン到来。熱中症はもちろんのこと、
涼しくても湿度が高い日の激しい運動は、注意が必要だそうだ。
みなさま、くれぐれもご注意ください。備えあれば憂いなし、です。
福本 浩(昭52卒)記
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