酉松会(ゆうしょうかい)とは、一橋大学サッカー部の活動を支援するOBの団体で
OB・現役有志の寄稿による「酉松会新聞」の発行、
OB戦やフットサルの開催など様々な活動を行い、
当ウエブサイトで公開しています。
CSのテレ朝チャンネルでの放送だったので観られなかった方が多いと
思いますが、マレーシアで開催されていたU16男子のアジア選手権で
日本が優勝しました。前回優勝は2006年で柿谷の世代。12年ぶり、
3度目の優勝です。
グループリーグでの戦いぶりはひどいものでしたが、どんどん連携が
良くなり、決勝トーナメントに入ってからは、いいパスサッカーを
展開していました。ただ、1対1の体のぶつかり合いが他国に比べて
優しすぎる(笑)のが球に、いや玉にきず。今風の若者たちです。
決勝の相手は、また韓国かと思ったのですが、なんとタジキスタン。
1:1 で即PK戦となり(この世代は延長戦がない)、7:6 で勝利。
日本もグループリーグで対戦し、守りに守られてスコアレスドロー。
統率が取れた守備をする粘り強いチームです。1対1の当たりも強い。
決勝戦では、あわや失点という危ない場面が何度かありましたが、
191cmのGK、野澤大志ブランドンがファインセーブを連発。近年、
若い世代にハーフの長身GKが増えてきて楽しみです。もう1人の
守備の要は主将のDF半田 陸。すでに長谷部のような落ち着きと
風格があり、彼の成長も楽しみ。
攻撃陣はイマイチでした。堅いタジキスタンの守備に苦しみ、
シュートやクロスの精度が悪くてイライラする試合展開でした。
が、ようやく後半18分、交代で入った左サイドMFの中野瑠馬が、
見事な切り返しでDFを抜き去り、ゴール前に低いクロスを送ると、
待ち構えていたエースの西川 潤がダイレクトシュート!これが、
値千金の決勝ゴールになりました。
【先発】
GK:野澤 大志 ブランドン
DF:鈴木海音・半田 陸 (Cap.)・角 昂志郎・中野 伸哉
MF:横川旦陽・成岡輝瑠・中野桂太・三戸舜介
FW:西川 潤・唐山翔自
【得点】
63分 西川 潤
【交代】
54分 三戸 → 中野瑠馬、84分 唐山 → 荒木遼太郎、92分 中野 → 青木友佑
このチームには柿谷、堂安、久保健英のような特別な選手はいません。
毎試合、先発を4〜7名入れ替えながら全員で戦って優勝したのです。
選手の頑張りと森山監督の手腕に大きな拍手を送りたいと思います。
来年10月、ペルーで開催されるU17W杯にアジアチャンピオンとして
望む日本。どこまで勝ち進めるか期待しましょう。
それにしても今年は、サッカー狂にとっては最高の年です。
ロシアW杯に始まり、U20女子W杯、アジア大会、U16アジア選手権。
全ての大会で日本代表は、いいサッカー、いい結果を残しています。
そして、まだまだ終わりません。今月19日からは久保建英が出場する
U19アジア選手権。11月にはU17女子W杯もあるし、フル代表の試合も
年内に4試合あります。応援しましょう!
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