酉松会(ゆうしょうかい)とは、一橋大学サッカー部の活動を支援するOBの団体で
OB・現役有志の寄稿による「酉松会新聞」の発行、
OB戦やフットサルの開催など様々な活動を行い、
当ウエブサイトで公開しています。
12月18日、排水設備の改修工事が進んでいた。
ほとんどが壊れて使えなくなっていた散水用のレインガンや
スプリンクラーも不要となり、いずれ撤去されることになる。
その費用については、まだ大学側と協議中だが、
おそらくアメフト部とサッカー部で折半することになるだろう。
釈然としない気持ちは正直あるが、人工芝になれば、
歴代の部員たちを長年悩ませていた、雨が降れば「小平湖」、
乾けば「小平砂漠」という惨状から解放されるのだ。
下の写真はグラウンドの下に敷く「板状暗渠シート」というもので、
浸透してきた雨水を外周の側溝に導く「排水管」の役割を果たす。
管ではなく板状であるが、中には水の流れる空隙があり、5mごとに
魚の骨のように設置され、その上に砂利が敷かれて舗装される。
「排水施設平面図PDF」(クリックして参照)
掘り起こされた赤っぽい土を眺めながら、
しばし感慨にふけっていると、作業員が声をかけてきた。
「先生ですか?」
「いえ、サッカー部のOBです」
「ああ、変わり果てたグラウンドを撮りに(笑)」
「ええ、嬉しくもあり、寂しくもあります」
「ハハハ、そうでしょうね」
天気に恵まれ、工事は順調に、すごいスピードで進んいく。
思い出は遠ざかり、夢は近づいてくる。
来年は、いい年になりますように!
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